イベント情報








2021/2/6 (土)第36回懇話会(ZOOM開催)のご案内

2021/01/10 20:27 に 早桜会事務局 が投稿

早桜会(早稲田応用化学会関西支部)事務局の 澤村です。
下記の通り、早桜会第36回懇話会をご案内致します。

ご参加頂ける方は下記参加フォーマットへご連絡頂きますと、当日の会議URL(ZOOM)をご連絡頂いたメールアドレスへ送信致します。
参加フォーマット
どうぞ宜しくお願い致します。

日時:2021年2月6日(土) 
  第36回懇話会  16:00 ~ 18:00
懇話会講師 野田 優 先生(早稲田大学先進理工学部応用化学科 教授)
演題 - 持続可能なモノづくりとヒトづくり−化学工学者の試み -

<概要>
演者は2012年9月に応用化学科に着任して以来、「材料プロセス工学」を掲げて
化学工学部門にて教育研究活動に従事してきました。社会課題は多様化かつ急変
していますが、柔軟に考え臨機応変に対応できる人材の育成と研究に、道具から
作る研究スタイルで取り組んでいます。豊富な炭素や珪素を中心にナノ材料の実
用合成プロセスと装置を開発し、蓄電池や太陽電池などエネルギーデバイスの低
コスト化・高性能化に取り組み、産学共同研究で実用化を目指しています。一方
で研究開発に成功しても社会に実装されない問題が顕在化しており、開発技術の
客観的なアセスメントも欠かせません。将来のありたい社会ビジョンを描き、そ
のためのシステムを構想、足りない要素を研究開発するバックキャスト型の研究
活動の模索を、学内および学会で始めています。アジア太平洋化学工学連合会議
で行ったSDGs特別企画などの試みも紹介させて頂く予定です。

野田先生の略歴は↓にございます。
http://www.f.waseda.jp/noda/noda-j.html

2020/10/31  第35回早桜会懇話会の報告

2020/11/02 21:42 に 早桜会事務局 が投稿   [ 2021/01/10 20:18 に更新しました ]

 第35回早桜会懇話会を20201031日(土)にWEB形式(ZOOM)にて開催いたしました。今回の講師には岡野泰則先生(新33回、大阪大学大学院基礎工学研究科 教授)をお迎えし、「当世学生気質」と題して、現在(現代)の学生の考え方や行動は、一昔、二昔前と比べてどう変わってきたのか。どう変わっていくのか。現役教授の目から見たありのままの姿を語っていただきました。

 「最近の若者は...」と言われていたかつての若者も、年上の世代となりました。自分たちの世代が当たり前と感じることも、最近の若者では当たり前ではない場合も多くあることを、数多く示唆頂きました。

 現役学生が20代に対し参加者は30〜80代と幅広く、団塊の世代、新人類、バブル世代、ゆとり世代、さとり世代など、各々異なる時代背景を生きてきた参加者からの活発な意見交換で、非常に有意義でした。

 最後に、当会(早桜会)名誉顧問の井上先輩より、不確実性の増したこれからの社会へのアプローチの一助として、参考書籍「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?〜経営における「アート」と「サイエンス」」をご紹介頂きました。

                              (文責:澤村)



【出席者(16名)】

津田實(新7)、井上征四郎(新12)、市橋宏(新17)、田中航次(新17)、岡野泰則(新33回)、斎藤幸一(新33)、原 敬(新36回)、脇田克也(新36回)、高田隆裕氏(新37回)、中野哲也(新37)、髙島圭介(新48)、數田昭典(新51)、澤村健一(新53)、陳鴻(新59回)、三品建吾(新59)、古田武史(新61


2020/2/15 第34回早桜会懇話会の報告

2020/03/02 15:48 に 早桜会事務局 が投稿

第34回早桜会懇話会を2020年2月15日(土)15時~17時、中央電気倶楽部(大阪堂島浜)にて開催しました。


今回の講師は2007年から小学校で理科実験の指導を続けておられる市橋 宏氏(新17回)で「小学校理科教育の現状と課題」と題して、豊富な経験を基に現場の状況とそこから見えてくる課題について話されました。出席者間で活発に意見交換がなされ小学生の理科離れについて認識を新たにしました。以下に要点を記します。

1.なぜ理科離れが起こったか

1)理科授業時間の削減

40年前までは5年生で年間140コマ理科の授業があった。しかし1980年からは105に、2002年からは95に減り、2009年からは105コマに戻ったが昔と比べると時間数が25%も減ったままである。教えることが増えているのに時間が少なくなって、実験に十分な時間を取り難くなっている。

2)教員の質の変化

小学校教員の80%が理科に苦手意識を持っている。一方で子どもの80%は理科実験が好きであるとの報告がある(日本科学教育学会 科教研報Vol24, No.2, 95)。最近の教員はおそらく小学生時代に十分な理科実験を経験していなかったため実験を敬遠し苦手意識が生まれているのであろう。

2. 理科授業の支援

小学生の理科離れ対策として文部科学省は2007 年から理科支援員等配置事業を始めた(予算20億円)。これは小学校5,6年生の理科授業に大学院生や会社、学校のOB/OG を理科支援員として教育現場に立たせて理科実験を充実させ、合わせて教員のスキルを向上させること目的としていた。大いに意義のある事業と思われたが、2009 年行政刷新会議事業仕分けで廃止と結論され中止になった。この事業は子どもたちに理科の魅力を伝え、教員の指導力を高め、OG/OB技術者に退職後も社会と繋がりを持って生活に張りを与えるよい場であったが今はない。

3.小学校理科教育を充実させるために

実験が苦手の教師と実験大好きな子どもたちとのミスマッチを改める必要があると思うが、教師の苦手意識を変えることは容易ではない。理科離れ世代、ゆとり教育世代が教員になり始めており、(理科時間数の削減)→(理科離れ)→(理科離れ世代の教師)→(理科教育の弱体化)→(理科離れ)と負のスパイラルが始まっているように思う。

 小学校ではクラス担任が全ての教科を教えるのが原則である。理科の前後に別の教科の授業があれば、教員は準備も後片付けも出来ないし予備実験で確かめる時間も取れない。従って実験は最小限になり知識として教える授業が中心になってしまいがちである。実験で子どもたちに好奇心を掻き立て、自分の頭で何故だろうと考え、学びの意欲を高めるタイプの指導をすればよいものを、多くの学校で知識注入型の授業になっているように思う。これでは子ども達は面白くない。理科を学習する意欲も湧かない。おそらく今後も理科苦手意識の教員は増え続けるであろう。どこかで悪循環を断ち切らねばならない。

教科専任制が好ましいと思い、これまでいろいろな機会でことに理科については専任制であるべきと主張してきた。幸い20194月に文部科学省は中教審へ小学校における教科担任制を諮問したので、近い将来理科を得意とする教員が十分な科学実験を取り入れ授業を進めるようになるだろうと期待している。しかし理科に長けた教員を確保することは容易ではなく、教科担任制が効果を発揮するまでには相当の時間を要すると思われる。

理科支援員を経験して積極的に小学校理科教育を支援しようと考えるOG/OB が少なからずいることに気付いた。数年前に終了となった理科支援員等配置事業を復活させることが出来れば有効な手立てと思うが、ボランテアを活用する手段もあると思う。行政機関の中にボランテアを受け付ける窓口を用意し、希望する小学校へ派遣する制度を作りシニアエンジニアを活用するなどどうであろうか。会社や大学のOG/OB 技術者、小中高等学校で理科を得意としたOG/OB 教員が小学校での理科授業(特に実験)に加わりボランテアとして積極的に支援するシステムを作ることを提案したい。

(文責 新53回 澤村)


【講師 市橋宏 氏】



【懇話会 風景1】


【懇話会 風景2】



2019/12/7 第33回早桜会懇話会の報告

2020/02/05 0:12 に 早桜会事務局 が投稿   [ 2020/02/05 0:14 に更新しました ]

33回早桜会懇話会を2019127日(土)に中央電気倶楽部にて開催いたしました。今回の講師には前田泰昭先生(新14回、大阪府立大学 工学部名誉教授)をお迎えし、「右手(研究費)と左手(趣味)の研究」と題して、原料をカスケード利用して軽油より安価なBDF(バイオディーゼル燃料)とバイオマス化成品を製造するプロセスの開発を中心に、ご講演いただきました。前田先生は、ゴムの実を始めとするバイオマスからバイオディーゼル燃料への転換をテーマに、ベトナムを拠点に長きに渡りご研究されております。バイオマス由来燃料の最大の課題は、現行の石油由来燃料と比べ経済的に不利である点であり、燃料化の過程で得られる残渣の高付加価値利用が必要です。

 

今回のご講演では、燃料化プロセスの残渣から得られる金属石鹸やリノレン酸油といった有用成分を見出すことに成功し、ビジネス化に向けてプロセスのスケールアップを進められていることをご紹介いただきました。

 

講演終了後は、再生可能エネルギーへの関心の高さから、活発な議論が行われ、今後の技術展望に向けて各企業・大学等の立場からメンバー間で意見交換するなど、非常に盛り上がる会となりました。

懇話会終了後は、松方教授がボーカルとして出演されるWinter liveに向かい、懇親を深めました。(文責桜井)

 




2019/9/28 第11回早桜会(早稲田応化会関西支部)講演会報告

2019/08/28 3:38 に 早桜会事務局 が投稿   [ 2019/10/04 22:11 に更新しました ]

第11回早桜会講演会を2019年9月28日(土)15時~17時、中央電気倶楽部(大阪堂島浜)にて開催しました。
今回の講師は企業技術者・管理者としてご活躍中の原 敬 氏(新36回平田研 JXTGエネルギー(株)執行役員 根岸製油所長 )で「石油精製技術の歴史と今後の展望」と題してご講演頂きました。
石油精製の初期から現在に至るまでの製品の高品質化・高付加価値化を目指した技術革新の歴史、AI・ビッグデータなど周辺技術の活用が進んだ今後の石油精製、更には原油の用途開発、原油価格、シェールガス・オイルの復権、原油市場の変化など、多角的な視野で分かり易く解説頂きました。参加者からもCO2・エネルギー資源問題から人事、安全管理、教育など多岐にわたる内容で活発に意見が交わされ、大変盛況でした。

講演会終了後は中央電気クラブ特別食堂にて懇親を深め、大変有意義な懇話会となりました。


(講師:原 敬 氏)


(講演会風景)
(集合写真)


(懇親会風景)

2019/6/1 第32回早桜会懇話会の報告

2019/08/28 3:24 に 早桜会事務局 が投稿   [ 2019/08/28 3:34 に更新しました ]

第32回早桜会懇話会を2019年6月1日(土)15時~17時、中央電気倶楽部(大阪堂島浜)にて開催しました。

今回の講師は髙田隆裕氏(新37回 加藤・黒田研 村田製作所 革新技術開発部 )で「(株)村田製作所の電子部品とそれを支える材料技術」と題して、電子部品の小型・高機能化の開発例として、コンデンサ、多層基板・モジュールのセラミック材料技術を中心にご紹介頂きました。

講師の髙田隆裕氏

懇話会の様子

<内容>
1. ファインセラミックス・電子部品業界
2. 村田製作所のご紹介
3. 技術開発の取り組み例
(1) セラミックコンデンサの変遷
(2) 多層セラミックス・モジュール
(3) The Connected World

「よい電子機器はよい電子部品から、よい電子部品はよい材料から」というモットーで、設計から材料の選定、生産全てを一貫して管理し、より薄く、より小さく、より正確なセラミックコンデンサを製造する技術の変遷をご説明頂きました。電子機器内部に搭載され普段目にすることのないセラミックコンデンサや多層セラミックス・モジュールの実サンプルも会場で回覧され、理解を深めることができました。参加者からも質問も活発で、技術的な特徴や課題についても分かり易く解説頂きました。
 最後にあらゆるモノやコトがデシタル化し、インターネットで繋がった「The Connected World」における技術展望についても活発に意見が交わされ、大変盛況でした。
 懇話会終了後は行きつけの食事処で懇親を深め、大変有意義な懇話会となりました。
                                                                                                                       (文責 新53回 澤村)

出席者: 
津田實(新7回)、井上征四郎(新12回)、前田泰昭(新14回)、市橋宏(新17回)、田中航次(新17回)、和田昭英(新34回)、古川直樹(新36回)、脇田克也(新36回)、高田隆裕(新37回)、中野哲也(新37回)、新船幸二(新43回)、數田昭典(新51回)、澤村健一(新53年)、陳鴻(新59回)、猪村直子(新61回)、古田武史(新61回)、桜井沙織(新64回)、御手洗健太(新65回)


第31回早桜会懇話会の報告(2019/2/9)

2019/03/23 0:29 に 早桜会事務局 が投稿

第31回早桜会懇話会は2月9日(土)、大阪ガス(株)の桜井沙織(新64回)氏による「低温熱利用システム」を中心としたテーマで開催しました。

 

   

  大阪ガスでは燃焼技術を始めとし、水素製造触媒の開発や気象シミュレーション技術、ナノ材料合成技術、フードサイエンスなど様々な新技術の研究開発、実用化に向けて積極的に取り組んでいます。

  今回は、給湯器などから排出される「低温熱(〜80℃)の利活用技術」のひとつとしてデシカント空調の開発について紹介がありました。

  デシカント空調は、夏場の空気を除湿、冬場は加湿することで、快適な空気環境を作り出すことができるとのことで、近年は健康・睡眠ニーズの高まりから、その開発に力を入れていると述べられました。

  吸湿材が空気中の水分を吸収したのち、低温熱をあて、吸湿材を再生することで、省エネ性が高い空調の開発に取り組んでいるとのことでした。

 

  講演中は、適宜参加者からの質問や意見交換が相次ぎ、活発な議論が展開されました。新たな市場の開拓等ビジネスの観点から、材料の特性を踏まえた学術的な観点から、など幅広い議論となり、約2時間の講演となりました。

  講演終了後は、行きつけ食事処で懇親を深め、非常に賑やかな会となりました。

出席者

津田實(新7回)、前田泰昭(新14回)、市橋宏(新17回)、井上昭夫(新17回)、田中航次(新17回)、篠崎匡己(新30回)、岡野泰則(新33回)、原敬(新36回)、高田隆裕(新37回)、中野哲也(新37回)、古谷敦志(新38回)、遠藤文子(新50回)、數田昭典(新51回)、澤村健一(新53回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)、御手洗健太(新65回)

   (文責 田中)

2018/11/17 第30回早桜会懇話会の報告

2019/02/08 20:51 に 早桜会事務局 が投稿

第30回早桜会懇話会を11月17日(土)、神戸大学理学研究科化学専攻の見学ツアーという形で開催いたしました。講師には神戸大学大学院理学研究科教授の和田昭英氏にお願いいたしました。

 和田研究室では、超短パルスレーザーを用いて分子の励起状態を観測し、化学反応の状態理解を中心とした研究を行っています。今回ご紹介いただいたのは、フェムト秒(1000兆分の1秒)の光パルスを与えることで、素反応レベルで反応を制御し、目的反応をより選択的に進めるための観測・制御を行う新しい光化学に関するご研究です。

 和田研究室では学生自らが観測装置を組み立てており、実際の装置を見学させていただきました。レンズ・レーザー等が複雑に入り組んだ職人技に、参加者一同、興味津々で予定時間をおすなど質問が絶えませんでした。

 続いて、分子の励起状態について研究されている各先生方にご協力いただき、分子フォトサイエンス研究センター准教授(理学研究科化学専攻兼担)の笠原先生、分子フォトサイエンス研究センター教授(理学研究科化学専攻兼担)の小堀先生にご研究内容をご紹介頂きました。笠原研究室では、高分解能のレーザー光を作り出すため、部屋一室をレーザー発生室とし、穴を開けた壁からレーザーを照射して別室で測定するなど、大掛かりな測定をしながら励起状態の分子を観測することで、分子構造の決定をしておられます。小堀研究室では、反応の初期状態の観測を中心にご研究されており、今回は光合成の初期状態を世界で初めて観測した内容をご紹介いただきました。

 最後に化学専攻准教授の高橋先生より、XRD測定による分子構造解析についてご紹介いただきました。サンプルを測定するだけで、分子構造を自動で解析してくれるという目から鱗の高度な技術でありました。

 見学の途中では、大学構内から神戸市内を見渡せる場所へ寄り道をするなど、外部会場ならではの雰囲気を感じることが出来ました。

 今回の懇話会では約2時間半のスケジュールで進み、量子力学の奥深さを感じつつも、非常に高度な内容が盛りだくさんで、多くの刺激を受ける1日となりました。

 見学会終了後は、JR六甲道駅付近での懇親会に移りました。今回は忘年会もかねて開催し、大変賑やかな会となりました。

(文責 桜井)

出席者

津田實(新7回)、井上征四郎(新12回)、前田泰昭(新14回)、田中航次(新17回)、市橋宏(新17回)、和田昭英(新34回)脇田克也(新36回)、中野哲也(新37回)、數田昭典(新51回)、澤村健一(新53回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)

2018/2/3  第28回(今年度第3回目)早桜会講演会(報告)

2018/04/14 20:53 に 早桜会事務局 が投稿

日時平成30年2月3日(土) 15時~17時
場所中央電気倶楽部(大阪・堂島浜)  210号室
 http://www.chuodenki-club.or.jp/
演者櫻井秀彦氏 (新35回 酒井研) 東洋紡株式会社
 演題正浸透(FO)膜とその応用
内容

正浸透(FO)は、浸透圧差を駆動力とした膜システムで、海水淡水化、発電、排水処理などへの応用が期待されている技術です。
今回は、FO膜とそれを用いたアプリケーションを紹介されました。





<ご講演の様子写真>

*詳細は添付のご講演資料をご参照ください

2017/9/9 第9回早桜会講演会(報告)

2017/09/16 17:42 に 早桜会事務局 が投稿   [ 2017/09/16 17:45 に更新しました ]

第9回早桜会講演会は9月9日(土)、講師に岐阜大学名誉教授 木内一壽先生をお迎えし、開催いたしました。木内先生は平田研究室にて「活性汚泥法による廃水処理」についてご研究される中で、酵素を中心とする生化学の研究に進まれたのち、神経化学分野で長年に渡りご研究をされています。今回は、“ヒト脳の特性”と題し、神経細胞や脳に関する基本的な知識から、脳機能の解明に至るまで幅広くご講演いただきました。

 皆さまは脳の存在を意識して過ごされていますか?日本人にとって脳を身近に感じる機会は滅多にありませんが、アメリカではなんと小学校教育の中で、神経信号の伝搬の仕方や、前頭葉の機能など“brain power 脳力”に関する授業が行われているそうです。

 人間は他の動物よりも脳が非常に発達していますが、チンパンジーと我々ホモ・サピエンスの遺伝子はわずか1.23%しか変わらないと言われています。霊長類の進化とともに、脳は非常に大きく進化し、20万年前からホモ・サピエンスは約1350mLサイズの脳を持っていると解説いただきました。

 ではヒトの脳はなぜここまで成長しているか、それは他の動物よりも未熟な状態で生まれてくるからこそ、学習することで脳を鍛え、成長できるのだそうです。人間の脳は遺伝子の影響50%、外部環境の影響50%で決まり、脳のネットワーク形成が人類の進化の始まりにつながっていると解説いただきました。さらに大脳皮質前頭葉の働きが人間の脳の発達につながっていると述べられました。

 最後に、脳神経細胞に関する最新の研究動向もご紹介いただきました。MRIによる脳の位置ごとの機能の解明、脳内の信号のやりとりの可視化など大変刺激的な内容でした。

 “研究は気力、体力、知力だ”という木内先生の研究スタイルを象徴するような大変広く深い内容で、質疑の時間が予定をオーバーするなど参加者一同、探究心を刺激されるご講演でした。

 講演終了後は、集合写真を撮り、特別食堂での懇親会に移りました。初めてご参加の方、お久しぶりの方のスピーチを挟み、大変賑やかな会となりました。筋肉と同じように脳も鍛え続けるべし、との木内先生のお言葉を持ち、大盛況の中閉会いたしました。

(文責 桜井)

 

 

出席者:

木内一壽(新24回)、津田實(新7回)、井上征四郎(新12回)、市橋宏(新17回)、田中航次(新17回)、岡野泰則(新33回)、和田昭英(新34回)、原敬(新36回)、中野哲也(新37回)、柘植知彦(新41回)、髙島圭介(新48回)、數田昭典(新51回)、陳鴻(新59回)、桜井沙織(新64回)、御手洗健太(新65回)



岡野支部長による講演者紹介

木内先生ご講演風景-1

木内先生ご講演風景-2

参加者集合写真

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